事前に問診票の印刷が可能です。 当院ホームページよりアクセスいただきご来院前に記入していただけると、お呼び出しがスムーズです。 待ち時間短縮のため、ご来院前の問診記入にご協力をお願いいたします。
痛みは、身体の異常事態を教えてくれる大切な機能ですが、その痛みが続くと生活の質を低下させてしまいます。そこで、痛みを早くやわらげることがとても大切になります。
ペインクリニックでは患者さんの痛みを中心に病を診察し、診断と治療を計画します。治療は薬や神経ブロックなどの方法を適切に組み合わせ、痛みをやわらげることで仕事や日常生活がしやすくなる工夫をしていきます。
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神経障害性疼痛とは、神経系に障害があることによって生じる慢性的で強い疼痛の状態を指します。上にあげた病気による痛みの多くが、この神経障害性疼痛が原因になります。このタイプの疼痛は、通常の怪我や炎症による一時的な痛みとは異なり、神経系の損傷や障害が原因となって持続的な痛みが生じる症状です。
神経障害性疼痛は慎重な評価と適切な治療が必要な疾患であり、早期の診断と適切なケアが重要です。治療方法には薬物療法、神経ブロック、理学療法などがあります。
今まで使用した痛み止めを使っても効果がない痛みには、痛みに合った薬を調整して治療します。 神経障害性疼痛の軽減や症状の管理には、抗てんかん薬や抗うつ薬、鎮痛薬、局所麻酔剤などが使用されることがあります。
痛みの原因となっている局所麻酔剤を注入して痛みの伝達を一時的に遮断する方法です。 また、血液の流れを改善することで治る病気もあります。
光線療法、理学療法、認知行動療法などがあります。
神経ブロックは、注射器と針を用いて痛みの部位もしくはその痛みの原因となっている神経、あるいはその周辺に局所麻酔薬を浸透させることで痛みをとる治療です。局所麻酔薬の作用時間は1~2時間と短時間であり、手術や歯科治療に使用される局所麻酔と同じものなので、ある程度時間が経てば元に戻る安全な薬です。
神経や神経の周りに浸透した薬は、周囲で起きている炎症や痛みの伝導、交感神経の興奮を抑えることで痛みを軽減します。さらに、組織の血流が改善し、筋肉のこわばりが解消されます。ですので、局所麻酔の効果が切れた後でも痛みの軽い状態が続きます。短時間作用の局所麻酔薬でも注射を繰り返すことで痛みの悪循環が改善されると、長期にわたり痛みのない状態にまで改善します。
針を刺すという医療行為は侵襲的治療になりますので、医師であれば誰でも行えるというわけではありません。起こりうる合併症を十分熟知し、それに対する処置を行える器具と設備と技量を持ち、訓練された専門医がなるべく細い針で痛くないように速やかに行いますのでご安心ください。また、超音波装置を使用して行う注射は正確な位置に注射をすることができるので合併症予防にもなるメリットがあります。
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